いずれも呉に所属する練習艦で、以前にどちらかは艦艇公開の時に見た記憶もあります。んが、同型艦2隻同時公開はちょっと珍しいのでは無かろうかと言うことで鳥取まで足を伸ばしてみました。日曜日は防災フェアの一環として実施されるようですが、土曜日は艦艇公開のみ。昼前に鳥取市までたどり着いて、直前にtwitterで見かけた岩牡蛎の天丼と言うちょっと珍しいメニューのお昼ご飯を駅前で。岩牡蛎を天ぷらにしてしまうって贅沢だなあと思いつつ、結構なボリュームのこれはしかし全く胸にもたれることも無く。良い油使ってるのかな。
何故かカーナビは鳥取港を目的地として選択できず。おおよそ近傍の施設を設定してたどり着くことは出来ましたが。なんだかなあ。
ともかく、練習艦とは言え立派な護衛艦。2隻並ぶと中々壮観です。
せとゆきはもう一隻の練習艦、しまゆきと同時に初の女性艦長が着任した艦で、2015年現在も二人目の女性艦長が指揮をとっておられるようです。また、練習艦に種別変更される前、2010年のエルトゥールル号追悼式典で寬仁親王、彬子女王のお召し艦となり、「皇室旗」を掲揚した初の自衛艦であるとのこと。
乗艦に際して、手荷物検査。今回はカメラを直接ぶら下げただけの軽装なのでさくっと通過。まずはしらゆきに乗り込みます。艦首に鎮座するは8連装のアスロック。最近はVLAが増えていますが、このタイプのランチャーの方が見た目はごつくて格好良い。
90年製ってことは25年ものか。
側面に回り込むと、上の方に見慣れない照明器具が。赤いのはなんでだろうと訊いてみると、夜間作業灯として周囲からの視認性を低くするためだそうで。潜水艦の照明とはまた意味が違うのですね。
ハープーン発射筒も同じ位置にあるので並んでます。
洋上で荷物や人員の移動にはこの柱を使うそうです。約40mの距離で並走し、間にロープを渡して荷物を送ったり人を送ったり。
その際人が乗るケージがこれ。掃除道具の手前にぶら下がってるの。
距離が変わるとロープがたるんだり張りすぎたりするので全て人間の手で調整するそうですが、間に合わないと着水することもあるとか。因に豪州海軍さんは駕籠なんか使わずにぶら下がるそうで(聞きそびれたけれどハーネスは使う、と思う)。米海軍になるとこんなもの使わずにヘリで移動するって。流石。
しらゆきからせとゆきに移動して、艦尾に回り込むとなんだか渋滞しています。ヘリデッキに上がる階段が狭くて急なので、人の流れが滞っているようで。スカートの女性もいましたがこちらは別ルートへバイパスされていました。護衛艦の公開って服装に注意するよう言われることが多いんですが、今回のパンフ見ても書いてないですね。スカートやサンダル履きは危なかったりします。
こちらは短SAMが。模擬弾が装填されています。
前に回るとお顔がありました。あんまり怖そうじゃないです。
せとゆきのヘリデッキから、しらゆきの短SAMを見下ろす。
せとゆきのヘリ格納庫、何だか狭くなってます。実習生の学習室を突っ込んだそうで。なるほど、そう言うためのスペースも必要だよなあ。
因にしまゆきとせとゆきがセットであちこち公開されていますが、防衛大学の学生さんを乗せての実習中だそうです。それで日本中回りながら週末は一般公開。乗ってる方、休む暇無いのね。ご苦労様です。
フネを降りて、艦尾方向からの並びを一枚。
この週末は夏らしい暑さ。脱水にならないよう水を摂りつつ、撤収。
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