2230にはチェックインして、広い風呂で寛いでから日付の変わる前に就寝。十分な睡眠をとって小牧へ移動。しかし、マツダコネクトのナビは噂にたがわずお間抜け仕様で、100km以上遠回りさせようとするところを回避して空港近くのホテルに到着。そのまま車を置かせてもらって、空港からのシャトルバスに乗車したのが0830。15分ほどで基地に到着して、エプロンへ徒歩で移動。既に観客は多数。しかしここは地形的に後ろの方が少しずつ高くなっています。がんばって最前列に出なくても比較的撮影がしやすい環境。ありがたい限り。
最近どこの基地イベントでもアルコールの提供は減っていますが、ここ小牧基地はどうやら呑ん兵衛に優しい基地のようです。ビールを提供する屋台が複数、それぞれにホットウイスキーや熱燗も。この寒い時期には嬉しい品揃え。朝一番にホットウイスキーで温もって、昼に生ビール、冷えたところで熱燗を頂いたのは結果論。飲んだくれるために航空祭に来た訳ではありません。
オープニングフライトは9時過ぎに開始。UH-60×2機の航過に始まり、KC-767とC-130、そしてU-125の4機編隊航過、UH-60の機動飛行、U-125の旋回、ハークの旋回まで。
動画、航過飛行。
動画、UH-60。
動画、U-125。
動画、C−130。
ぶらぶら地上展示機を眺めつつ、装備品展示と航空産業展示の格納庫を覗いてみます。そう言えば三菱重工資料室見学の受付はここでやっていたなあと見てみますと、長蛇の列。かなり並んでいます。隊員さんに訊いて見ると、希望者が多いのでバスを増やしたとのこと。流石に一回20人では捌ききれませんか。
国交省のヘリ、「まんなか」ってどういう命名?
YS-11、まだまだ現役。
二つ目の展示飛行は空中給油デモ。最初はKC-767とC-130。接近したまま大きく旋回。続いてC-130とUH-60が2機、こちらは空中給油装備を持たない機体で空中給油のデモンストレーション。
動画。
ここでもう一度格納庫へ足を伸ばしてみますと、MHIツアーの列が少し短くなっているような。
明日の朝一に並ぼうかと思っていましたが、ものは試しと列の最後尾に着いてみました。10分ほどで名前を書かされて、1245に来るようにと言われます。ふむ、良いんでないかな。いや、それが午後の展示飛行の真っ最中であることを除いたら。
小牧基地は他に比べるとのんびりまったりしています。お昼時の屋台もそれほど並ばず。来る前に高速のSAで買ってきた暖め機能付きの牛汁とここで買ったオムスビ、そして生ビール。お腹もくちくなって、やはり混んでないトイレで用を足してぶらぶら。自衛隊OBの活躍している地雷除去活動のテントで寄付金を投入したり、屋台で熱燗を頂いてもうちょっと体を暖めたり。
機動衛生ユニット。これまで延べ9回の出動実績があるそうです。2台しかないので何とか追加したいとの事。
なんかゆるキャラがいっぱい歩いてました。
UH-60がずらり。
チヌークってステルス機能ありましたっけ。光学迷彩?
JAXAの飛翔が離陸。
写真。
手を振ってくれてます。
U-125も離陸。
そしてOH-6のフライト。
もうちょっと見ていたいのですが、集合5分前に撤収。望遠レンズとビデオカメラを仕舞って集合場所へ移動します。人数確認したところで整備班の人に引率されてバス乗り場まで徒歩移動。参加証のプレートを歩きながら配布されて胸につけます。
こんなの。
ぎりぎりいっぱいまで人数を増やしたようで、移動のマイクロバスは補助席まで使って参加者を詰め込みます。基地外に出て三菱重工まで移動。ちなみに運転はこの任務専任の女性隊員。運転歴1年ほどとのことですが、流石に上手い。マイクロバスなんて乗り心地の悪い乗り物を実に丁寧に転がします。これを乗客に不満無く運転するのって相当難しいですよ?
三菱重工の敷地内でバスを降りて、資料室へ。資料室の屋外にはMH-2000、T-2、F−104J、F-86Fなどが展示されています。狭いところに詰め込んでいますが、民間企業の敷地内にこれだけのものを保管しているだけでも素晴らしい。後ろの
T-2は試作初号機が。
F-104Jは国産172号機。
F86Fは国産第2号機が展示されていました。
最初の案内ですと、三菱重工の方から10分程の解説、その後20分間自由に見学と言う事でしたが。ご年配の解説の方、20分位お話してくれました。興がのると止まりませんよねえ。屋内に展示されている、ヤップ島から持ち込まれた零戦52型、国内には残っていなかったはずの秋水が発掘されたエピソード、YS-11に関わった後で作られたMU-2等。秋水のエンジンは複製が展示されていますが、オリジナルエンジンが今呉のヤマトミュージアムにあるとのこと。現地で撮った写真を見せていただきました。前回行ったときに見てない気がするので、また行かねばならない理由が出来ました。
(2016年6月11日追記)
大和ミュージアムの戸高館長の講演の際本件尋ねてみました。秋水のエンジンは元々大阪の施設にあったものがまだそのままだそうです。大和ミュージアムにはノズル部分のみ展示。これは広の工場で量産前に詩作された鋳造製のものだとか。
秋水の写真。
車輪と着陸用のソリ。
エンジン(模型)。
そうそう、零戦も(決してついでではありません)。
参加者の中にお一人、秋水のエンジンに非常に詳しい方がおられて、解説の方とかなり突っ込んだ話をしてました。興味深い内容だったので途中まで聞かせてもらったのですが、秋水の写真も撮りたいので離脱。ドイツのコメートの、乏しい資料を参考に当時の技術者が作り上げた高高度迎撃機。ロケットエンジンの開発にはディーゼルエンジンの技術者が関わったと言う苦労話も。
当日は「なごや航空文化フェスタ」と言うイベントも近くで開催されており、そこで「零戦からMRJへ」なる講演もあったそうです。話し手は、今回資料室で解説していただいた方の後輩の方だとか。そっちも聞きたかったなあ。
資料室内の販売コーナーは無人だったのですが、解説の方に少し無理を言ってしまい、値段がはっきりしてておつりの要らないものなら、と言う事で2,3のグッズを売っていただきました。零戦関連は他でも買えそうですが、秋水関連は他所には無いでしょう。
MHI資料室ツアー、この回がこの日の最終組。基地まで戻ると1420。人の少なくなったC-130の機内公開や陸自の展示をつらつら眺めて、シャトルバスで撤収。今日撮れなかった展示飛行は明日にリベンジ。
この時間帯ですと行列はなし。
因に、報道によるとこの日の参加者は11,000人だったとか。
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