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2023/09/16

砕氷艦「しらせ」一般公開

 最初は岩国で実施される予定だったようですが、使用される埠頭にはいる貨物船の予定が遅れてしまい、しらせの公開予定日とぶつかってこちらは中止になってしまったと。埠頭の使用は貨物船が優先されることからやむなし。で、急きょ海自呉基地での実施となったそうで。前回一般公開を見に行ったのは2012年だから10年以上前か。

土日の公開、多分初日の方がひと少ないだろうと見込んで土曜の朝からおでかけ。呉駅近くの有料駐車場にクルマを停めて、路線バスで移動。運良く座れたけれど、満員ですがな。途中の停留所でも待ってた人を乗せられないくらい。20分に一本のバスかタクシーしか交通手段がないからなあ。岩国は駅からシャトルバスも準備されてたくらい人出の多さは予想される訳で、まあ予定が一週間前に変更されててんやわんやでも実施出来るだけ大したもんだ。

呉基地のバースで実施となりますと、同じ埠頭には護衛艦とか輸送艦とか支援艦とかなんやかんやも並んでいるのをながめることも出来るので気分はお得。さみだれとかくろべとかしもきたとか。あ、基地に入る時も乗艦の時も手荷物検査とかなかったけどいいのか。まあ準備が間に合わなかったんだろうなあ。

うん、でかい。

錨、きちんと収まってます。


乗り込むタラップの角度が、10年前の時と較べるとずいぶんゆるい。潮の加減か。乗り込みが楽で助かります。



舷側から、ふと上を見上げると艦と同じ色に塗られたボートが。護衛艦にもよく積まれてる救命ボートかなと思ったけどなんか違う。少し離れてみると、有蓋だ。


スクリューがポッドに入ってて、ポッドごと回転して方向を制御するタイプか。ただしプロペラシャフトで駆動されてるみたいだから、いわゆるアジマススラスタでもないみたい。ペラシャフトは、多分スライドとジョイント付きで回転に対応してるのかな?

このタイプが4隻と、オープントップの作業ボートが2隻、吊られてました。作業ボートは普通に舵のあるスクリューで駆動するようです。



後甲板までいくと、南極の石が展示されてました。南極条約で持ち出しになってますが、これはそれ以前に持って来ちゃったものだそうで。そりゃ貴重品だ。



艦内配置図なんかも。


CH-101が展示されています。エンジン3機も積んだ輸送ヘリ。4tも貨物が積める働き者です。



キャビンを後ろから見られるように開放してました。



あ、ペンギンさんがいる。


同時に展示されていたのがハンドラー。別名ヘリコプター牽引装置。


ピン部分で前部のギヤのハブを拘束するのかな。



ところで今回のしらせ一般公開、あちこちにファンを置いて熱中症予防に務めている模様。気遣いご苦労様です。

定番の南極の氷とか、防寒服も1形と2形が展示されてました。意外に薄いのですね。中綿が工夫されてるのかな。シンサレートなんかが代表的ですが、ダウンでなく化繊でも性能の高いものはあるようで。


鈍色の艦隊が停泊しているのが見られます。


艦首に回ると一番でかいクレーンと、倉庫の上蓋が前半分だけ空けた状態。もちろん下は覗けませんが。




しかし、ぐるっと歩くとしらせってホントにクレーンが多い。どこにでも荷物を積み込めるようになってるということか。

ところでしらせと言えば思い出すのが「よりもい(宇宙よりも遠い場所)」。案の定と言いますか、作品についての展示もありました。主役キャラクターと、作品の主要場面の紹介。あれは良い作品でしたよホント。見てないひとは是非見て。


そこから階段を4階分昇ると艦橋です。自信のない人は申し出てくださいと言うことで、多分階段をスルーして出口までご案内なんでしょうね。ここはひとつ頑張って昇ってみましょうか。








非常階段並みの狭い階段ですが、まあ何とか上り切って艦橋までいたる。流石にここまで来ると眺めも良くて、例の有蓋の救難ボートも上から見えます。窓小さいし、これで荒れた極海に出る羽目になったら絶対辛いな。


いざ艦橋へ。ここは流石に空調も効かせていて、涼しい。


あれ、なんかカーテンで仕切って「見せません」区画が。なにかなこれはと気になるけどまあそこは触れないようにしましょう。


海図は電子化されてますってのは今や当然か。カーソルの操作がトラックボールなのはむべなるかな。これ、慣れたら絶対操作しやすい。



しらせの最大傾斜角は左に53°だそうです。平成13年、艦番号5002と言うことは先代か。


旭日旗が複数展示されています。昭和基地の傍で屋外に一ヶ月近く、隊員の遺骨が収められたケルンに掲揚されたものと、マストで風雪にさらされた2枚はかなり傷んでいます。それだけ、込められた思いを示し続けた環境の厳しさよ。


さて降りるとしましょう。あ、なるほど。上りの階段に較べるとこちらは広くて安全。ちゃんと気を配った順路の設定なのですね。


一本50円からと言うサービス価格の自販機が設置された食堂をのぞいたり(買えません)、理髪室があったり(ちゃんと赤青白の回転灯あり)。


神棚は富士山本宮浅間大社だったり。


居室をのぞけたり。


観測隊長公室は多分会議室とかにも使われるのかなと思われる広さと設備だったり。


広い艦内を全てとはもちろん言えませんが、がっつり見せてもらいました。

これにて見学終了。しーゆー。


お疲れさまでした。帰りのバスも混み混み、しかもノーマスクの人が多くて、KF94付けてくればよかったとちょっと後悔。

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