気がつくと今年は内容盛り沢山になっている様子のRIAT。F-35がキャンセルされたのだけが悔やまれますが、それ以外はもう勘弁してくださいと言いたくなるような内容。
金曜日のうちにヒースローに到着、空港近くのホテルに泊まって、6時に朝食を済ませてレンタカーで移動。70マイルほどですか、ナビによれば順調なら1時間半程の行程のようです。ただし今日は、ハイウェイの出口と会場近くで渋滞。それでも2時間ほどで到着。Blue Parking に車を停めてゲートに向かいます。ここで並ぶのに時間を取られてしまい、FRIATシートに着いたときはフライト開始時刻を過ぎていました。と言ってもチヌークの離陸シーンです。
今回はMach1のチケットで、土日二日間の入場とFRIATスペース内の指定座席、パンフレットと当日配布の最新スケジュール。座席番号はK154、前から2列目かなり左端です。右隣は空席だったのでそちらのスペースにカバンを置かせてもらってカメラのセッティング。しかしなんだかRIATらしからぬ好天。こんな晴れたTATTOOは久しぶり
当日もらったスケジュールは以下の通り。Displayのみ抜粋。
0950 Eurofighter F-2000 / Italian Air Force RSV/311th Sqn
1002 Boeing Chinook HC.2 / Royal Air Force 27 Squardron
1012 Alenia C-27J Spartan / Italian Air Force RSV/311th Sqn
1025 LM F-16C / Turkish Air Force 4ncu AJU/141 Filo
1038 Sukhoi SU-22M / Polish Air Force 21.BLT
1053 AT-339A / Italian Air Force Frecce Tricolori
1124 Aermacchi AMA A-11 / Italian Air Force RSV/311th Sqn
1134 Extra 300/ Royal Jordanian Falcons
1148 F/A-18F Super Hornet / US Navy Boeing
1159 Airbus A400M / Airbus Military
1211 F-5E Tiger II / Awiss Air Force Patrouille Suisse
1244 Tornado A-200 / Italian Air Force RSV/311th Sqn
1257 Tucano T-1 / Royal Air Force 72(R) Squadron
1306 AW Merlin HM.2 / Royal Navy 829 NAS
1316 PZL 130TC-2 Orlik / Polish Air Force 42.BLSz "Team Orlok"
1343 Saab J105Oe / Austrian Air Force Duesentrainstaffel
1354 Aero L-39C / Estonian Air Force Fixed Wing Squadron
1405 WAH-64D Apache / Army Air Corps 3 Regiment
1415 JAS-39C Gripen / Swedish Air Force
1425 AS332M1 Super Puma / Swiss Air Force Luffttransportstaffel 6
1434 Hawk T-1/1A / Royal Air Force The Red Arrows
1504 LM F-16AM / Belgian Air Component 350 Squadron
1521 L-39C Albatross / Breightling Jet Team
1547 Boeing Sterarman / Breightling Wingwalkers
1601 Douglas Dakota / Royal Air Force BBMF
1609 LM F-16AM / RNrthAF 322/323 Squadron
1622 AMD Alpha Jet E / French AF Patrouille de France
1657 F/A-18C Hornet / Swiss Air Force Flightstaffel 17
1711 Avro Lancaster B-1 / Royal Air Force BBMF
1733 Typhoon FGR4 / Royal Air Force 29(R) Squadron
これ見てるだけでげっぷが出そうです。
最初の展示は伊太利空軍のユーロファイター・F2000、マカロニタイフーン(誰も言ってない)。短距離で離陸してあっという間にハイレートクライム。初っぱなから派手ですなあ。
写真。
動画。
先ほど離陸したRAFのチヌークさん登場。某T氏の曰く、暴走バス。あの巨体でよくもまあと言う暴れっぷりです。二足歩行状態から後退で離陸とかおかしいだろ。因に毎年恒例のお手振り、今年は両手になってました。
写真。
お手振りは両手で。
この状態から後退で離陸。
動画。
再びのイタリア空軍、C-27J Spartan。とんでもない機動飛行を展示する輸送機。背中を見せるだけでは飽き足らず、ロールしたりループかましたりと芸達者な機体です。この図体でよくもまあ。最後は急角度での降下と 短距離着陸。後退での車庫入れまで披露。まっすぐでの後退は他に見せてくれる輸送機もありますが。
写真。
車庫入れの後、観客席の方を向いて英伊2国の国旗を振り振り。
動画。
今年は40周年記念と言うことでF-16の展示機も多数。最初はトルコ空軍からSolo Turk。見るのはトルコ空軍100周年以来か。塗装も派手なら見せる展示も派手。離陸後低空で速度を上げて、右へのターンから始まります。がんがん振り回してくれます。
写真。
離陸が低い。
動画。
そして、す−22。ポーランド空軍から今や貴重なSukhoi Su-22が2機編隊で。可変翼のソ連製戦闘爆撃機。フライトを見るのは初めて。欧州で未だに運用しているのはポーランドだけ、らしいです。最新鋭機の様な機動はなくとも、翼状態の違いを含めて力の入った展示を見せてくれました。Wikipediaによれば生産型はSu-22M4 NATO化改修機。
写真。
1番機離陸。
2番機離陸。
可変翼の状態がよく分かる図。
背面。
ローアプローチ。
ギヤが接地後にドラッグシュートを開くと、前輪が浮いてしまうんですね。
そのせいか、2番機はギヤの接地前にドラッグシュートを開いてます。
動画。
三度目のイタリア空軍、フレッチェ・トリコローリが離陸滑走に備えて三色のスモークを吐き出します。相変わらず濃いスモークです。
写真。
第一編隊離陸。
第一編隊がくるっと回ってきたところで合わせて第二編隊が離陸。
合流して全機のデルタ。
編隊を三つに分けて上昇散開。
編隊での交差。
ハート。こっそりソロが背面で通過。
編隊での交差、もう一回。
編隊での交差、更にもう一回。
上がり過ぎて目が回った、訳ではない。
トレイルも奇麗です。
バーチカルクライムロールの後、落ちてきます。
編隊でくるりんくねくね。
下方開花。
それをソロが貫く。
編隊入り乱れての交差。
クレイジーフライト!
カラースモークを曳く編隊と交差したソロがハイレートクライム。
着陸も2編隊に分けて。
第二編隊はスモークを曳きながら。
動画。
AMX A-11はちょっとパスしてトイレ休憩。
エクストラ3機のチームはヨルダニアン・ファルコン。weblioによれば、「アカバ開発会社(ロイヤル・ヨルダン航空とヨルダン空軍の出資会社)が運営支援している曲技飛行隊でヨルダン政府の公的な曲技飛行隊でもある。」とのこと。半官半民のような。
写真。
3機編隊が実に奇麗です。
2機の交差。
コンバットブレイク。
動画。
ライノのデモ。主翼に山盛りぶら下げたままのパワフルなデモンストレーション。と言いますか、2時間程しか経っていないのに既に集中力が切れ始めて離陸をフォローできませんでした。メディアも64GBが既にいっぱい。
写真。
動画。
最新の輸送機、A400Mはエアバスのデモ。流石にC-27ほど分をわきまえないとんでもない飛び方ではありませんが、背中とお腹も丸見えのがっつり展示飛行。
写真。
動画。
スイスからはF-5Eを駆るデモチーム、パトルイユ・スイス。普段はF/A-18に乗るパイロットによるパートタイムチーム。ですがそんなことは感じさせない技量です。F-5と言えばターキッシュ・スターズもA/Bモデルを使ってましたっけ。今回は来ていませんが。
写真。
離陸は3機ずつに分かれて。
6機編隊で隊形変換しながらの展示。
ダーティで2機の編隊。
ほとんど1機に見えるほど重なってのシャドウ。
展開するとちゃんと4機います。
この重なりも見事。
3機で互い違い。
背中合わせの2機を軸にコークスクリュー。
立体的な5機のデルタ。
その間隙をソロが通過する。
空中上方開花。
着陸。
動画。
写真撮ってまーす。
GWにメエメエ谷でお見かけしたツカノが離陸して、次のデモはまたもやイタリア空軍からトーネード。このごつごつした可変翼機、好きだなあ。もう結構古い機体ですが、まだまだ現役。
写真。
そう言えば戦闘機には珍しく、スラストリバーサがあるんですね。
動画。
マーリンのデモは、申し訳ないけれどちょっとお休み。流石に疲れました。シリアルバーみたいなものを購入してカロリー補給。水とオレンジジュースで水分も。RIATで脱水を心配する事態になろうとは思わなんだ。
ツカノはあんまり気合いを入れては見られず。
写真。
Lest We Forget. 「決して忘れる事なかれ。」
動画。
少しだけ元気を取り戻して、チーム・オーリック。このチームは初見です。チーム名の由来となった機体も初めて、かな。翼端と機体の一部を鮮やかなオレンジで塗装した、奇麗な機体です。欧州だけでもまだ見ていないチームがあるのですねえ。世界中のアクロチーム収集を目論む某T氏、やっぱり凄いです。
写真。
7機全機での編隊離陸。
背中合わせでの2機の水平360旋回。内側の機体は逆G、って結構大変なのでは。
5機編隊で2機が交差。
残り3機も2機の交差。
2機が上昇して。
ハートを描く。
対抗交差。
もういっちょ。
かなり近接した隊形で進入して。
コンバットブレイク。
ギヤを出して背面の機体を軸にコークスクリュー。
3機同士の2編隊に分離。
その編隊の交差。
180°水平旋回してもう一度交差。
編隊とソロの交差、ソロがハイレートクライム。
散開。
動画。
後編に続く。
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