コース(予定)は以下の通り。
- 大講堂
- 赤レンガ(外観のみ)
- 天文講堂
- 水交館
- 賜さん館
- 高松宮記念館
- 教育参考館
- 江田島クラブ2F歴史ゾーン
12時に現地に着いて、レストラン江田島で昼食をいただきます。前回はシラス丼でしたが、今日は定番カツカレー。ルーが熱々でないのがちょっと残念ですが、濃いめの味付けとさくさくのカツ美味し。あービールが欲しくなる。
隣のテーブルは、仕事を終らせた業者の方でしょうか。この時間からビールに焼酎お湯割りと羨ましい限り。
定刻の13時は一般公開のコースもあるので、別枠で集合。本来20名の予定だったのが何故か今回は定員割れの7名。
まずは大講堂。旧称高貴門側。
池のほとりに立つ銀杏、まだ緑ですね。
そう言えば日本列島をかたどった飛び石(ではないな、コンクリートだ)が。
今回はここから中に。VIPの方用にしつらえた入り口から1階の控室、更にえらい人用の控室、やんごとなき方々用の控室など。天井のつくりが二段になっていたり、流石にソファの座り心地も変わるのですね。
そして大講堂を見下ろす桟敷へ。壇上に立つ方を見下ろしてしまうので、このエリアはそれなりの身分の方のみ入れるスペースに区分されたとのこと。一般用2階席とは扉で仕切られています。
1階へ降りて、演壇周りを見せてもらうなど。檀上に向かって左が国旗、右が自衛隊旗。この旗台に使われている支柱、実は砲弾の薬莢であるとか。作られた当時はおおらかだったのね。
演台からの音は講堂全体に響くよう音響工学的に設計されているそうです。試しに手を叩いてみると成程良く響く。
後方から再度2階へ。こちらは一般用の席になるようです。一画には呉音楽隊用の場所も。生の音だけでも響き過ぎるので、編成はそれに合わせて組まれるとか。こちらにも控室がありますが物置的に使われているとのこと。一部、改修の際に回収された古い建物の部材をパネルにして展示出来るようにされていたり。
天井を見ると飾り穴の空いた通風口が。照明を下げていない、最後方の二つはオリジナルのままだそうです。他は照明の電動昇降機を付けるなどして交換されていると。
外に出ると、屋根の銅版に吹いた緑青は多少手を入れているが磨くと奇麗になり過ぎるので残しているとのこと。
さて大講堂だけで結構のんびりしてしまったようです。時間が押しているし皆江田島初めてじゃないよね?てことで赤レンガはパスして天文講堂へ。
これですよこれ、春に来た時は外観見せてもらっただけで、いつ取り壊されてもおかしくないと言うなかなかに貴重な代物。詰まる所プラネタリウムですが、真空管を使った投影装置が故障して部品が手に入らず、修理費用も賄えないと言うことでお蔵入りしてしまったとのこと。入り口の扉も上の桟が下にたわんでいるようで、鍵を開けても思い切り引っ張らないと開いてくれない状態。天井も白いスクリーンがはがれてぼろぼろになって垂れ下がっています。まあねえ、今更これを修理しても使い道ないよなあ。本体は後藤光学研究所謹製、1962年3月の製造のようです。ちなみにここを見るために懐中電灯を持参してねと事前に連絡がありました。迂闊に通電すると何が起きるか分からないそうで。うん、古い建物の電気設備って使ってないと怖いよね。
次いで赤レンガをフランス積みで組んだ水交館。
真庭にある池はこの夏の猛暑で実に鮮やかに緑色。藻が繁殖したのね。見えないけど数匹鯉がいるはずですと解説された直後に干物状態で蝿がたかった鯉の死体が。何かに食われた形跡もないので、獣にやられた風でもなし。数日前の雨で池があふれたのか知らんとのことでした。南無三。
賜さん館、昭和天皇の休憩所として建てられたのに水がないと言うことで使われなかった不憫な建築物。今では週一の部活に使われているとか。まあ建物って使われないとくたびれていくので、目的が何であれ人が出入りするのは悪くないのかなあ。
高松宮記念館、カーテンを開けると相変わらず家守が番をしてくれているのですね。
まあこの三つは春にも見ているので、それほど必死にならずにのんびり眺めさせてもらいました。
空調の効いた教育参考館で一休みがてら展示品を見て、江田島クラブ2Fの歴史展示を解説してもらって、本日の特別広報は終了。退出前にぷらぷら売店を見ていると、呉のフジが入ってるんですね。ついついWhite Arrowsグッズを買ってしまいました。
さてもお疲れさまでありました。
0 件のコメント:
コメントを投稿