エアーフェスタ経ケ岬2022

 京都府の日本海沿岸に位置する経ケ岬分屯基地。レーダーを運用する日本海警戒の要。以前は基地を開放してイベントを実施しており、ブルーインパルスが展示飛行を実施したこともありました。しかしながらXバンドレーダーが設置されて以来残念ながらオープンベースは不可となったようで、代わりに近隣の会場にて記念行事を開催しています。今年も八丁浜シーサイドパークにてエアーフェスタをやるよーと言うことで、久々に出かけてみようかなと。

前日に移動して、宮津で一泊。観光地だけど安めのホテルがあったのだけれど、トイレも風呂も共同であったか。近代的な民宿、的な。風呂は隣接する観光ホテルの大浴場を使ってね、と。天橋立をぷらぷら歩いて、近隣の食堂で岩牡蛎の定食をいただくなど。隠岐島産だそうですがここの岩牡蛎大好きです。

当日朝は会場最寄りの臨時駐車場まで移動。1km余り歩いて、体温計測とアルコールで手指消毒して入場。ええ天気やのお。さてどっから見ようか。と思っていたら背後から声をかけられました。あらお久しぶりの某T氏。オンラインではいつもお世話になっていますがリアルではいつ以来でしたっけと思うくらいご無沙汰でした。

適宜情報交換してからではそれぞれに。グッズの売店冷やかしてたらそう言えばタオル持って来てなかったなあと言うことでてきとーな一枚を。帽子から後ろに垂らして首筋の日焼けを防ぐなど。

この辺かなーと座り込もうとしてたら再度某T氏。あの辺だとUH-60の離着陸見られそうですよとな。む、そう言われると近くで見たいぞ確かに。移動してみましょうか。

10時になって、オープニングセレモニーが始まります。基地指令の挨拶、前回、3年前の実施では内容がいささか不評だったので今年は頑張りましたとな。随分ぶっちゃけたお話をしていただけますな。期待が高まりますぞ。

音楽演奏は、舞鶴音楽隊に加えて米陸軍音楽隊も参加。ここで"Danger Zone"かましてくれたらうけるんでしょうが、陸軍さんと海軍さんの仲ですからねえ。

オープニングフライトは小松基地の第６航空団から。F-15×2機の航過飛行です。ワンパスの後、陸側をぐるーっと回ってから、2度目は着陸形態で脚を出してのスローパス。うむ、定番ですな。って、え、それだけ？！

次いで舞鶴から海自第23航空隊、SH-60K。白いロクマルです。…任務の都合上ワンパスのみ。仕方ないですね、お仕事の都合ですもの。

そして本日の目玉のひとつ、小松救難隊の救難展示。海上での実施です。まずはU-125Aが救難海域へ進入、要救助者を捜索します。発見した要救助者の位置にUH-60Jが飛来、そのままホバリングして救難員がホイスト降下を開始。泳いで要救助者のもとにたどり着き、そのままホイストで吊り上げて機内に収容します。お見事。

収容した要救助者を搬送するため、UH-60は地上の着陸できるポイントへ移動して担架のまま移動。無事引き継ぎを果たします。この前後、目の前での着陸と離陸は迫力ありますなあ。ロクマルのでかい機体がぐいっと捻りながら上がっていくさまは見応え満点。堪能しました。

ここでお昼休み。次の展示飛行まで1時間余り。エリア内では飲食の販売はありませんので近くの食堂を探すつもりで。てくてくと10分ほど歩いて、googleで目星を付けていたお店、は…お休みでした。ぐぐる先生は営業中ってあったのに。まあ日曜ですしね。気を取り直して近くの中華屋を目指します。こちらは営業中。最近よくある、台湾料理を謳う大盛りの中華料理店。日本人の台湾好きにつけ込んだ命名ですな。カロリー過多になりそうなのでご飯を少し残して。お百姓さんごめんなさい。

思っていたより昼食に時間がかかって、海岸に戻った時はもう次のフライト直前。まあ会場まで戻らなくてもこの地形なら見えるから問題ないと言うことで。

入間からのC-2、来た来たーって、この位置からですと真っ正面からの進入ですがな。これはこれでいいぞ。楽しいぞ。ぐいーっとひねっての旋回も近いぞ。2回目は後部ドアを開けての航過を披露。うむ、でかい輸送機もいいもんだ。

トリを務めるのは岐阜基地所属のF-15とF-2。編隊での進入から、隊形を維持して旋回。それぞれ単機でのハイスピードパスと旋回。ラストパスは、各機がウイングウォーク、ってぎりぎりの角度まで振るねえ。機動飛行直前と言えるのか知らん。それでもこれだけ見せてくれるって流石飛実。お見事。いっとーしょー。

と言うところで撤収です。お疲れさまでありました。