入場を申請して、一応リストに名前があるよとは言われたものの、ホントに入れるのか。直前になって、保証人を立てて申請した人がNG食らったと言う話を聞いたのでどうなることやらと戦々恐々の態で機上の人となった今回の遠征。便利なのは広島からチャイナエアラインの直行便なのですが、最近値段設定が強気。以前は片手万円でおつりが来たのが、今は8万円近く出さないと乗せてくれません。ANAの方が2万円も安いってどういうこと。実際乗ってみると、成田乗り継ぎで時間設定が今一つ不便ですが。着陸直前に結構揺られてぐったりしつつ、22時桃園空港着陸の予定が40分ほど遅れ。入国手続き済ませてタクシー乗り場に並んだのは2320頃。幸いすぐに乗れて、運転手さん結構飛ばす人だったので台鐡桃園駅近くの宿にチェックインしたのは何とか当日中。シャワーだけ浴びてさっさと寝るに限ります。
始発に乗る元気は無く、0734桃園発の自強号で新竹へ。
切符を自販機で買うと無座なのね。40分ほどで新竹へ。駅前のそごう横からバスが出てるはず。バスの詰め所みたいなところで訊いてみると、この行列だよと教えてくれました。しかし列がずらずら伸びてもバス来ません。もしかして開始時刻にならないと来ないの?多少不安になった頃に来たのは普通の路線バス。この方が早いよと言ってるのかどうか分からないけれど皆さん乗車してるので付和雷同。シャトルバスなら基地内に入ると思ってたんですが、このバスはゲート随分手前まで。基地近傍は招待者以外車は入れないのです。前回もそれでタクシーが近づけなかった記憶が。基地内のバス乗降場所がよく分からなかったおかげで帰りもちょっと苦労することになったのですがそれは後で。
当日の展示飛行のスケジュールは以下の予定。
0900-0901 M2000-5型機空中分列式衝場
0910-0940 雷虎小組特技操演
0940-0955 IDF型機性能展示操演
1015-1030 F-16型機性能展示操演
1040-1055 M2000-5型機性能展示操演
1420-1425 M2000-5型機分列式衝場
バスを降りてから結構歩いてゲートへ。ここで現地の人はIDを見せれば入れますが、外国人はそうはいきません。パスポートを見せて、事前申告してる旨を告げるとあそこへ行けと。テントの下に「服務台」がありました。そこで同じことを言って、リストと照合してもらいます。幸いさくっと確認できて、右手の手の甲にポンとハンコを捺してもらって無事入場。おお、3年ぶりの台湾基地開放行事、どうやらなんとかなったようです。
園遊会、ってつまり屋台村。
さてエプロンに向けててくてく移動。してる間に、いかん雷虎が飛び始めた。ビデオまでセットする余裕は無いので取るものも取り合えず3年ぶりの雷虎を撮影。あー、僅かに青空がのぞくものの、相変わらず曇天下のフライトですよ。何回撮っても晴天の条件で見られやしない。これはまあどうあっても再挑戦が必要ですな。昨年の10月でしたか、事故があってそこからの復活なのでまだフルショーが出来る状態ではないようですが、まあそれでもなんでも、見られただけで取り合えず満足。
写真。この時はまだ少しだけ空に青いところも。
編隊とソロの交差。
コークスクリューは横からだとつらい。
ボントンロール、一機タイミングがずれた。
上方開花。
コンバットブレイク。
エプロンまで到達して、次はIDF経国のフライト。F-16ベースと言う意味では空自のF-2と出自は等しく、されどこちらは双発機。と言いながらあんまりパワフルではないみたいで。エンジン音の割にもうちょっと。でもロールは速いなあ。くるくると回る回る。
写真。
動画。
IDFの次は世界中どこでもお馴染みF-16。今回のフライトはいまいち、と言われましたが、でもまあそこそこ低いし例によって後ろに回り込んで観客の頭の上をドーンと通過してくれるパターンも踏襲してくれたので個人的にはまずまず。
写真。
動画。
そしてミラージュ2000−5。この機体が東アジアで見られるのはここ台湾だけです。単発だけどノズルでかいよなあ。動きの大きさはもう一つがんばって欲しいけれど、クレイジーフライト的動きを見せてくれるんですよねこの機体。動画の3:20辺り。
写真。
動画。
さて午前のフライトが終わったところで、ぶらぶら地上展示でも。って、いざ見始めたら結構な量がありました。
屋内展示、天井には各部隊旗か。
ステージ横に。
憲兵さんのバイク。
実銃ではなく、弾丸の替わりに赤い光が出ます。的銃、と言ったかな。日本だとやれ銃刀法違反だの言う団体がいますが、この国は狭い海峡を隔てて大国と向かい合ってる訳で、「国防」と言うものをきちんと子供にも教育している。この辺りは見習って然るべきでは。
ゆるキャラ風の着ぐるみも、会場内を闊歩してました。
うむ、見るものいっぱいなのは陸軍の装備も並べてるせいもあるよね。
AH-1Wスーパーコブラ。
UH-60M。空軍と海軍はS-70Cを運用しているけれど、陸軍はメリケンから対外軍事有償援助でこの機体を受領したそうです。
AH-64E、アパッチ・ガーディアン。
M3浮門橋、ってなに? 連結して橋を造ってしまう自走浮橋らしいです。ドイツ製なのか。
ベースは日野。「化安100人人員除汚車」だそうです。除染車、ですか。
剣一防空飛弾。車載対空ミサイルですね。 天剣一型を地対空用途に転用したと。
なんか長い行列があると思ったらこんなことを。ぐるぐる回してもらって楽しそうです。
V-150装甲人員運輸車。メリケン製の装甲車。
こちらも車載の、多連装ロケット。
日本人としては名前から受ける印象がおかしい、麻雀飛弾。中身はスパロー。
この手の民生車両をそのまま転用するのは陸自でも見かけます。880E多功能工兵車、だそうです。
GDF-006型防空快砲。旧エリコン社製35mm二連装機関砲。
目新しいところでは流行のUAVとか。自主開発のようです。
色が黄色いのでぱっと見た瞬間とまどいましたが、OSHKOSHの消防車なんてものも展示されています。
A-10やサンダーバーズ1号機も。
って、ラジコン機でした。
AT-3教練機。雷虎小組でも使っている練習機です。通称、自強。
T-34C教練機。メンターの名で知られています。日本でもT-34Aが使われていました。
ドラム缶も、自強と同じトリコロールに塗装されてます。
未だに現役で頑張るF-5F。
雷虎小組の自強列線。
雷虎で使っている機体は、垂直尾翼に控えめにチーム名を入れています。
掩体壕を背景に。
IDF経国も飛行展示機は垂直尾翼に特別塗装。
F-16はノーマル塗装のままか。
ミラージュも他の地上展示機と同じに見えます。
英語と中文と、一番手前はフランス語? "ENLEVER AVANT DECOLLAGE"
EBH-1900。ビーチクラフト1900ベースの観測機、で良いのかな。
E-2K。台湾空軍のホークアイ2000。
これはおなじみ、オライオンP-3C。
C-130ハークも。
午後からのフライト、最初はラジコン機から。この後はミラージュが予定されていますが5機で航過飛行のみでしょうねえ。天気予報も下り坂だし撤収しましょうか。しかし、会場案内にある駅行きのバス乗り場が何故か見つからず。仕方ないので外に出てタクシーを拾おうかと思ったところで降り始めました。それほどひどい降りでは無いので駅に向かって歩きつつ車道を見渡して、何とか対向車線に空車を発見。駅まで移動して撤収と相成りました。
内容的にベストとは言いませんが、しかし外国人の入場を制限するようになって初めて参加できた台湾空軍基地開放行事。取り合えずそれだけでも満足。この日は10万人以上の来場者があったそうです。
Welcome to Taiwan and enjoyed the Air Show ! I also saw the Air Show in Hsinchu. In addition, I visited 県営名古屋空港 next to 小牧基地 last month. Thank you for sharing your JASDF air show photo on blog. Wish you have a nice trip in Taiwan again!
返信削除Thank you for your comment.
返信削除Yes, I enjoyed 新竹 open house except the rainfall.
Have you seen MRJ at 名古屋?
If so, it is excellent.
I do not see the plane yet.
I want to visit many places in Taiwan not only air force open house.
Next year or so, I will.
My blog is only in Japanese but has translate button.
It's my pleasure if you see them.
こんばんは。はじめまして。実はお聞きしたいことがありましてコメント致しました。
返信削除2019年10月19日に台南基地で航空祭があり、行きたいなぁっと思ってるんですが、事前申請ってどのように行えばよいのでしょうか?もしお聞かせいただけるならうれしいのですが。初コメントでいきなりすいません。
当ブログのプロフィールにあるアドレス宛、メール送付下さい。
削除突然のコメント申し訳ありません。
返信削除私も上記の方と同じく、台南基地の航空祭に行ってみたいと考え、いろいろ調べている
うちにこちらにたどり着きました。
もしよろしければメールをさせていただきますので、申請方法についてご教示いただけれ
ば幸いです。 よろしくお願いいたします。