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2014/11/08

China Air Show 2014 (Zhuhai) 中国国際航空宇宙博覧会 2014 (珠海エアショー)プラクティス

中国の軍用機がまともに見られるイベント。外国人でも堂々と中国空軍の装備を間近にすることが出来ます。しかし、ここのところ出張で何回かこの国に行ってはいるのですが、その都度個人ベースで行くのは何となく面倒だよなあと却って忌避したくなる気分。しかも本番は週末のパブリックデイではなく平日のトレードデイのようで。最新鋭のJ-31(殲−31)はトレードデイにしか飛ばないらしいとか言う噂も。一日半有給を取れば前後機内泊で行って帰って出来るよなあとか妄想していたところ、某方面から前週末のプラクティス見に行かないかとの悪魔的お誘いが。



金曜に仕事を終えてから羽田へ移動、LCCの香港エクスプレスで香港へ。早朝到着で朝一のフェリーで深圳・九洲港へ移動。タクシーで会場裏手に突貫で撮影の段取り。
フェリーの時刻表はこちら。香港のフェリー乗り場は三ヶ所。空港がいちばん便利だけれど便数少なし。一日に4本だけです。香港港澳碼頭(hong kong macau ferry terminal)はエアポートエクスプレスで1時間ちょいで移動可能ですが、始発が0840。中港城码头(China Ferry terminal)が朝一から動いています。

しかし、事前に見ていた天気予報ではこの日の天候は晴れてこそいないもののまあなんとかなりそうな雰囲気だったのに。出発直前に再確認すると雨!?これはちょっと嬉しくない展開。

首謀者の某T氏とは羽田の国際線ターミナルで合流。早朝に到着の香港空港では関空からピーチで昨夜到着の某I氏と合流です。更に、偶々同じ目的の某O氏が合流して4人で移動開始。まずはタクシーで雨の中フェリーポートへ。始発便は0730ですが、チケット販売は0630からでしばし待機。4人で雑談しつつ、使えないセルフ充電設備を冷やかしつつ(ドックとLightningとミニUSBポートを装備してるけど通電しない)、ようやく明かりの点いた窓口にてフェリーチケットを購入。

チケットゲートを通過すると、一国二制度の香港から大陸に渡る出国手続き。チケットゲートは行き先ごとに違うけれど出国ゲートは共通ってナニそれ。マカオ行きはずいぶんな行列でした。

出国してからセブンイレブンで朝飯昼飯と水分を購入。船を待つ間にサンドイッチで朝食。窓から外を眺めつつ、少し小降りになったかねえなどとこの時点ではまだ楽天的な面子。

乗船したフェリーは2階席がファーストクラス、1階がエコノミーで、一応座席指定もされています。70分ほど海を渡って大陸に接岸。ここで上陸して入国手続き。イミグレカードに滞在先とか使った便名書く欄がありますが、日帰りだしフェリーに便名はないし、結構適当です。係の人もカードはほとんど見てないし。

再びタクシーに乗り込んで会場南まで移動。行き先を漢字で書いたメモを見せて、某T氏持参の印刷したマップも見せてこれでOK。とか思ってたら運転手さん、ものの見事に曲がるべき交差点をスルーして空港に向かってしまいました。いちばん土地勘のある某O氏が「ちゃうちゃうちゃう、そこ左や、Uターンして戻って曲がってやー!!」と(多分そう言ったことを中国語で)叫んで本来のルートへ。しかし曲がり角に結構な数のお巡りさんいたけど何してたのか知らん。

未舗装の道路をえっちらおっちら走って目的地へ。そこそこの数のクルマが停まっており、現地のマニアな人たちが既に出陣しているようです。鉄の格子扉越しに管理しているらしいおばちゃんと交渉して、一人200人民元で突入。以前より値上がりしているようですね。危なっかしい通路を通って階上へ。おお、空港が丸見えだ。これは良いロケーション。天気さえ良ければ。

そう、この段階でもまだ雨が降りしきる空模様。結論から言えば一日中やむことはなく終わりました。

オープンスペースとつながった部屋やもう一階上の部屋に何人か待機しているようですが、パラソルとイスがあって建物で風がしのげるスペースで我々は待機。ポンチョとKAVUの帽子で何とか耐えられる程度の雨でまだ助かったかなと。

写真、地上展示機を。
空警2000、ですか。
 民間機の離着陸は頻繁でした。
 輸送機、運20、でしょうか。
 建軍記念日の8月1日に由来する「紅い星に八一」が人民解放軍の徽章。
 轟炸六型、かな。
 このヘリは…何だろう。
もう一人の主役、Su-35。赤い星の8号機。
 CRJ900 Next Generation。
 消防車が出てきましたが、何も起こらずに帰っていきました。"OSHKOSH"って、アメリカ製か。

お尻をぱっくり開けて何か出てくるのを期待してたんですが。「八一Jr」でも登場してくれれば面白かったのになあ。

PilatusのPC-6/B2-H4。郵便配達さんですね。何故か結構な距離をえっちらおっちら人力で移動してました。

現地の人もフレンドリーな方もいて、こちらに英語で話しかけてきてくれたり。当方4人のうち2人がレンズ同軸のビデオを装備していたので、それに興味がある人も結構いるようでした。ラジオを受信している人もいて、3時から飛ぶよーとか、今日のプラクティスは全部キャンセルだよーとか(泣)、情報を伝えてくれるのはありがたい限り。悲しいけど。

結局プラクティスのフライトは全くなくて、民間機の離発着、イリューシンの輸送機Il-76の到着、アルフルサンのチームとサポート機のアライバルは見る事が出来ました。

写真、、Il-76アライバル。


動画

Air Forceとは表示されていませんが、米空軍が運用するガルフストリームのC-37A。10065は日本でもちょくちょく目撃されている機体。

同型機と並んで駐機。

アルフルサンのアライバル。
コンバットピッチ。
背中を見せてくれましたが、これで背景が青空であれば…。







動画。

アルフルサンのサポート、Piaggio P180 Avanti アライバル。


動画。

写真、アルフルサンのサポート、ハークのアライバル。

動画。

16時まで粘ったところで撤収です。残念ですがこういうこともまああらあな。お天道さまには勝てませぬ。タクシーの拾えそうな大通りまで、冷たい雨のしのつく中をてくてくと。しかし朝からの待機もこの徒歩の道中も、4人連れで良かったなと。くだらない馬鹿話をしながらだとそれなりに心地よく過ごせるものです、と負け惜しみ。

途中、後ろから来たバンがクラクションを鳴らして、乗っていけと。雨が冷たいのでありがたく乗せてもらいましたが、特に親切心からと言う訳でもなく降りるところで「マネー、マネー」と来たもんだ。何のことはない白タクです。正直雨の中歩くのも飽きていたので助かったのは確か。いくらか払って良し。

幸い大通りですぐにタクシーは捕まって、某O氏の巧みな交渉でフェリーターミナルまで100元でOK。何故か途中で脇道にそれて、運転手が交代したのは謎。

フェリーターミナルで暖かい飯にありついて、ようやく人心地がつきました。チェーン店らしいですが結構美味い。

ここで、もう一泊する某O氏とはお別れ。明日も撮影して夜の成田便で帰国だそうです。実は某T氏も、もう一日粘るべきか否かここまで散々悩み倒した揚げ句、来週に賭けることにしておとなしく帰国をようやく決心。散々あおったんですが(笑)。

再度フェリーで香港に渡ります。フェリーの中に掲示されていましたが、2年後には会場まで鉄道が開通するのかな。だとすると交通は便利になりそうです。

フェリーを降りると雨は止んでいて、港の景色の美しいこと。


タクシーで空港へ。釜山経由の某T氏はT1、ピーチで関空便の某I氏と私はT2なのでここで一端お別れです。チェックインと出国審査後はピーチもT1なのですが。ラウンジはえらく入場の行列が長かったので諦めて、ここまで先ほどの食事から数時間が経過して小腹が空いたのでラーメンスタンドへ。出前一丁らしいですが、のせてる牛肉は結構なボリューム。

ゲートへ移動すると再び某T氏と遭遇。まあそんなものです。いずれの再開を約して、今度こそばいばい。

数時間のフライトはひたすら眠るのみ。時間は短いし所詮LCCのシートですが、それでも眠らないとカラダがもちません。到着の関空国際線LCCターミナルはそう言えば初めて。ここで某I氏ともお別れの挨拶をして、広島までJRで帰投。0泊での弾丸ツアーは終了です。

プラクティス・フライトの撮影は出来ませんでしたが、駐機している珍しい機体は見られましたし、初めての中国での航空機の撮影も経験出来たし。翌週の本番は行けませんが、2年後に向けての予行演習と言うことにしておきましょう。声をかけてくれた某T氏、お付き合い頂いた某I氏と某O氏に感謝を。

2 件のコメント:

  1. こんばんわ。
    遠征、というか弾丸ツアーお疲れ様でした。長く続けていると、どうしてもこういうことにも遭遇してしまいますよね。2年後を楽しみにしております。
    Mach Loopは参考にさせていただきましたが、さすがに今回の弾丸ツアーはまねできません(笑)

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    1. コメントありがとうございます、遠征万事塞翁が馬と言う事で(笑)。
      再度のメエメエ谷も成果があったようで羨ましいです。
      私も来年再挑戦。

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