3年ぶりになるのか、飛行展示のある岩国フレンドシップデイ、今回は海自の航空基地祭と合同開催。例年ですと5月5日のこどもの日に開催されていたのが、今年は何故か3日。おかげでメエメエ谷の遠征日程を1日短縮することになってしまいました。
前日夜に帰宅して睡眠時間5時間ほどで起床。時差ボケもあるので寝不足なんだか何だかよく分からない体調でごそごそ準備して、6時前のJRに乗車。広島駅手前から乗ってもかなりの満員電車です。広島駅では積み残しがでる始末。次の電車ではもう少し余裕があったようですが。twitterを見ていると、現地のシャトルバス待ちの行列もえらく長くなっているようです。これは並ぶのは辛いか。
1時間ほどで岩国駅着。ホームから出るのもなかなかはかどらない人混み。シャトルバスは諦めて東口を抜けて歩き出したのが7時過ぎ。カメラバッグを背負っての徒歩行軍、谷の上りほどしんどくは無いですが汗はかきますねえ。暑い暑い。半時間程でゲート到着、セキュリティチェック待ちの列に着きます。20分ほどで検査列を通過して基地内へ。新滑走路の近くに有料席が設定されているのですがそこまで遥かに遠い。20分ほど歩いてシャトルバスからのセキュリティ待ち行列横を通過。どうやら早朝からのシャトルバス乗車組より先行。
三ヶ所ある内、一番手前の航空機展示エリアに到着。色つきのホーネットがいます。
ざっと眺めてから、朝ご飯と言うにはちょっとボリュームのあるステーキバーガー。草履だとかゴムだとか言われてますが、いや普通に噛みきれる程度の歯ごたえのあるお肉ですよ。味付けさえちゃんとすれば充分美味い。
ここから先、エプロン地区へのゲートはまだ閉ざされているので、待機列に付いたのが0830。この辺りから天気予報通り、雨がぱらぱらと降り始め。ポンチョを着て開門まで30分待って9時に前進再開。更に歩いて有料席に到達。この時間なら最前列を確保できます。しかしこの天候では飛ばないかなあ、と思いつつ待機。
三沢から来たWWのF-16が2機。
ちょっと聞き取り難いですが、アナウンスでなんか言ってます。オープニングフライトは海上自衛隊のようです。
1000、会場右手から最初は掃海機、MH-53E。
掃海・輸送ヘリ、MCH-101。
機番9131の画像情報偵察機、OP-3Cと9175の電子情報偵察機、EP-3が2機編隊で。
9162の電子戦訓練支援機UP-3Dと9206の訓練支援機、U-36Aの編隊。
他基地からの飛来はないのですね、今回。順次着陸。
目の前に駐機していたWWのF-16、2機いた片方のエンジンに火が入りました。この天候でもやるのか? と、その前にパラシュート降下があるようです。例の、国旗を曳航して見せてくれるのかな。この雨の中だとどうかと思いましたが、星条旗と日の丸を曳いて見事に飛んでくれました。
そしてWWのF-16が離陸。雨の空を背景に、アフターバーナーの炎が奇麗です。この視界で良く振り回すなあ。
写真。
飛沫をあげながら離陸。
流石にベーパーが良く出ます。
次に飛ぶウイスキー・パパのエクストラと交差。
動画。
お次はウィスキー・パパ、内海パイロット。最初のフライトを見たのは何年か前のここFSD。あの時はえらく高くて遠いなあと思ったのですが、最近は観客への魅せ方を常に意識したサービス精神旺盛な展示を見せてくれます。今回も、離陸直後から低空でのロールと逆Gループに始まる派手な演技で開始。
写真。
ひっくり返って。
背面。
逆Gでループ。
ナイフエッジローパスをこの低さで。
動画。
そして本邦初公開、ブライトリング・ウイングウォーカーが登場。RIATでは何度かお目にかかっていますが、日本に来るのは初めて。向こうでは4機で演技しますが、今回の訪日は2機で。ブライトリングの保有する展示飛行チームとしては色物ですが、どうしてどうして、堂に入ったものを見せてくれます。それもこの雨の中を。ただ、常に低高度での展示なので滞留するスモークが晴れず、写真も曇ってしまうのが残念。
写真。
編隊離陸から。
そのまんまループ。
最初は編隊でのローパスを何度か。
ブレイクして。
交差。
上でポーズを付けてるお姉さん、腰をポールに固定してるんですね(回転はする)。
ポールから離れるときは命綱を。
動画。
この席、アナウンスが聞こえ難いのが難点。築城からのF-15の到来も準備出来ていませんでした。
写真。
右から進入して航過。
左から入って水平360。右からゴーアラウンド。右から720。ハイスピードローパスに続いて低速での航過。右からのナイフエッジ、等。この悪天候かでもがっつりパワフルなイーグルの展示飛行でした。
写真。
動画。
この暗い天候下でも鮮やかなブライトリングカラーの機体を駆る、室屋選手の登場。年季の入ったテクニカルなフライト。ただし、ウィスキー・パパに較べると今回は大人し目。2週間後にレッドブルエアレースの日本大会を控えてますからね。しかも新しい機体を導入してその調整に専念したいはずのこのタイミング、ここでフライトを披露してくれただけでもありがたい。レース本番の活躍に期待したいです。
写真。
動画。
築城から飛来の空自F-2。右から左から、特に低空での機動性ではF-15にも勝ると言われています。F-16にも負けないよと言う人もいます。展示の派手さでは米空軍に及ばない面はありますが、そこはそれ。きちんと見せてくれました。
写真。
いきなりのナイフエッジ。
ハイスピードパス。
タッチアンドゴーの後、この高度でローパス。
ようやくここで機首を挙げます。
水平に360。
ダーティ形態でバイバイ。
動画。
再度のPACFA、F-16。目の前にあったもう一機が動き始めました。
写真。
動画。
ブライトリングチームも、もう一度その展示を披露してくれるようです。いや、雨が降ってるのがホントに残念。てか、この雨の中、キャノピーの無いパイロットも翼上で演技するダンサーの人も大変だよなあ。
写真。
これは初めてその飛行展示を見る、EA-6Bプラウラー。2機のF/A-18Dを伴っての地上攻撃デモの開始です。湿度100%の空気を切り裂いて飛ぶホーネット、お約束のベイパーコーンが出まくり。準備していたと言う火薬はここで使われるのですね。地上攻撃でドーン。
写真。
順次の離陸。
後席のPさん、お手振り。
たまたまベイパーに映り込み。
3機編隊で航過。
模擬地上攻撃。
漫画みたいな爆煙がしばらく残ってました。
湿度の高さがこんなベイパーコーンを。
着陸。
この機体、機首の下が膨らんでて窓付。ATARS で良いのかな。
動画。
トリを務めるのはブルーインパルス。目の前の機体周辺で離陸前のウォークダウンが始まります。
写真。
しかしこの天候下だと、良くても編隊航過、あるいは5番機の天候偵察と地上滑走で終わるんじゃ無かろうか。ブルーが終わってからの撤収は混雑必至なので、早めの撤収を決め込む事にしましょう。
荷物を片づけて歩き出すと、エプロンを離れた頃に5番機が上がるのが見えました。で、意外な事にその後編隊離陸が! ダーティターンもファンブレイクもやってますよ!? そうかやるのか。まあ今更戻る訳にも行きませんので、歩きながら時々振替えって見るだけ。そうかあ、この天候下でもやってくれましたか。お疲れさまです。
エプロンから駅まで延々歩いて約80分。1623発の電車に乗って帰投。本年のフレンドシップデイはこれにて終了。因に入場者数は165,000人だったそうです。
GW始めのMach Loopからこの岩国FSDまで、ほとんどHD PENTAX-D FA 150-450mmF4.5-5.6ED DC AWで撮ってますが、このレンズは良いです。今までのメインのレンズはsmc PENTAX-DA★60-250mmF4ED[IF] SDMとsmc PENTAX-DA★300mmF4ED[IF] SDMに、HD PENTAX-DA AF REAR CONVERTER 1.4X AWの組み合わせでした。特にサンヨン+テレコンは気に入ってはいましたが、LIMAの二日目のような曇り空を背景にグレーの戦闘機を追うとAFが迷う事が結構多い。今回導入した新レンズはAFプリセット機能があるので、AFが仮に迷っても即時対応出来ると期待していましたが、それが無用の心配となりました。プリセットを使うより、再度AFが食いつく方が速いと言う期待以上の性能。ペンタの動き物追従性能としてはこれまでにないものです。
描写も、今までのSMCレンズはスターレンズであっても光量が過剰な条件では描写が滲む傾向がありましたが、HDコートのお陰かそれがほとんどありません。洲崎カメラマンが今年のCP+で話していた通りの高性能です。かなり高かったけれど、無理してでも手に入れた価値はありました。
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