前日同様10時にゲートオープンだけれど、ダッシュスタートしなかったら最前列は取れず。皆さん走ってましたからねえ。2列目でも、最前列より高い位置なのでそれほど不便はありません。椅子の背もたれに指してる応援の小旗がカメラの画角に入るのが難点ですが。
下が砂地なので、カメラバッグは持参のでかいゴミ袋にいれて。カメラとビデオはセットしていつでもOK。時間はまだまだあるので、フードスペースまで出かけて、少し早い目の昼食にステーキカレー何ぞ。福岡からの出店だそうで。好天で暑くなりそうなので良くないのは分かってますが、ついビールとかウイスキーのレッドブル割りとか飲んでみたり。後者は入ってるヘネシーの味わい全く無し、無念。
前日予選がキャンセルされたチャレンジャーカップ、12時からいきなりの決勝です。
結果、1位はペトル・コプシュタイン。2位がダニエル・リファ。3位がクリスチャン・ボルトン。
続いて13時、マスタークラス、ラウンド14開始。ヒート1は米国でエアロバティクスのパフォーマンスを演じるマイケル・グーリアンと、最年少のカナダ人パイロット、ピート・マクロード。このヒートはマクロード選手がパイロンヒットとゲート通過時のペナルティを受けて、50.785のタイムを出したものの+5秒ではグーリアン選手の52.976に及ばず敗退。
ヒート2は元豪州空軍ファイター・パイロット、マット・ホールと前年度チャンプの英国人パイロット、ナイジェル・ラム。ここはホール選手が50.888でラム選手の51.826を上回り、勝利。
そしてヒート3では我らがサムライフライトを見せる室屋義秀 vs チェコ空軍の現役グリペンパイロット、マルティン・ソンカ。ここで室屋選手、ぶっちぎりの50.779をたたき出して52.753+2秒のソンカ選手を寄せ付けず、ラウンド8進出。これは盛り上がりました。
室屋選手のフライト、動画。
ヒート4、英国でエアロバティックチームを率いるポール・ボノムとオーストリア出身でパラグライダーのエアロバティック経験者、ハンネス・アルヒ。昨年ミスが目立ったと言われるアルヒ選手がここでも52.837に+2秒のペナルティを受けて、51.560のボノム選手に届かず。
ヒート5、星条旗を身にまとうカービー・チャンブリスと、今年からマスタークラス参戦、スペインからのフアン・ベラルデ。両選手ともミスなくこなしたが、54.106のチャンブリス選手が54.241のベラルデ選手を下す。
ヒート6、エッジ540 V3の開発にも関わったドイツ人パイロット、マティアス・ドルダラーとやはり自ら関わったコルバスを駆るハンガリーからの長老ピーター・ベネゼイ。ここはベネゼイ選手が攻め過ぎたか2ヶ所のパイロンでペナルティ。55.928に+4秒では55.050のドルダラー選手に敗北。
最後のヒート7では元飛行教官、コルシカ出身のニコラス・イワノフと空軍トップガン教官を経て今年から参戦のフランソワ・ルボットのフランス人対決。イワノフ選手が53.101に+2秒のペナルティを受けるも、ルボット選手は2ヶ所のパイロンヒットで57.279+6秒で敗退。
各ヒート勝者の7人と、残る7人から最速タイムのラム選手が次なるステージ、ラウンド8へ進みます。
その前にレスキューヘリの模擬救難展示を海上にて披露。
15時から準決勝、ラウンド8。初戦のヒート8はマット・ホールとマイケル・グーリアン。ラウンド14で50秒台を出したホール選手がここでも51.452で52.917のグーリアン選手を下す。
ヒート9、ポール・ボノムに対する室屋選手の登場で会場は盛り上がる盛り上がる。しかし、後のインタビューで101%を出してしまったと語る室屋選手、その1%がオーバーGを招いたか、無念のDNF(失格)。ボノム選手は51.392のラウンド8最速タイムで次に駒を進めます。
室屋選手、動画。
ヒート10、マティアス・ドルダラーとカービー・チャンブリスの対戦。両選手ともラウンド14よりタイムを縮めますが、ドルダラー選手が52.365で53.631のチャンブリス選手を上回りました。
ヒート11、ニコラス・イワノフ対ナイジェル・ラム。接戦でしたがイワノフ選手が52.146で52.448のラム選手を下しました。
しかしここまで来ると観客の気分も盛り上がります。各選手のフライトが終わるごとに会場から拍手が自然に沸き起こり、全員参加の雰囲気。そのまま決勝戦、ファイナル4は4人が1本ずつ飛んで最速タイムを競います。
最初に飛ぶのはポール・ボノム。51.502で手堅くまとめます。2番手はマット・ホール、先ほどのタイムを出せればボノム選手を上回れますが、ここは51.884と及ばず。ついでマティアス・ドルダラー、51.903とこの日の自身最高タイムですが更にペナルティ+2秒。最後はニコラス・イワノフ、気合いが入り過ぎたか10Gを越えてしまい、DNF。
結局第一戦に続き、ポール・ボノムが優勝を飾りました。安定して強い、三度目のシリーズ優勝目指して一歩先んじたようです。
会場内は、帰りの混雑緩和の目的もあるのでしょう、まだまだイベントが続いています。ですが帰りの飛行機があるので海浜幕張駅目指して撤収開始です。来年も、このイベントが日本で開催される事を期待しつつ。
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