「いずも」艦首方向から。
3機、UH-60Jが並んでいます。
舷側のエレベータ。
それだけでもうお昼になりましたが、取り敢えず横浜港大桟橋で「いずも」の公開行列に並びます。なんでも午前中に観客を昇降させるエレベータが故障して止まったそうで、受付が止まって行列が伸びる一方。
しばらく待つ内に受付再開とのことで、前進開始。30分ほどで手荷物検査を経て乗艦できました。全体の構造、なんと言いますかやっぱり「いせ」とも類似してますねえ。パンフレットをもらって早速エレベータへ。30トンの容量があるこの昇降機、観客を数十人載せたくらいでは余裕がありすぎてバランスが悪いそうで、なるべく真ん中に寄るよう指示されました。
このエレベータの床を含めて、甲板はきわめてざらざらな特殊塗装がなされています。飛行甲板として摩擦係数を上げるためなのでしょう、それゆえ絶対に走らないようにとのことです。転んだら無事では済みそうにないです。
iPhoneの保護ケースも勝てませんでした。
エレベータで甲板に上がると。…なんかいます。某映画のマナー向上ショートフィルムに出てくるあれに似てなくもないですが、一応CIWSを模したキャラか? 「いずも」には時々馬が出現するとは聞いていたけれど、こんなのまでいたのか。海自、油断できません。
「いずも」は武装はほとんど持たない艦です。単艦運用を想定せず、あくまで艦体の一部としてヘリの運用に特化した艦艇。目的としては空母に近い様に思われます。でも飽くまでヘリコプタ護衛艦。自衛隊は空母なんて持ちません。
艦首にはCIWSが。また艦橋の前にSeaRAMを備えます。
しかしそれよりこの艦の特徴を示すためか、SH-60Jが5機、甲板上に展示されていました。
甲板にずらーっと規則正しく並んでるのはこのフック。使っていないものにはふたがされています。
一気にこれだけのヘリが並ぶと勇壮ですねえ。対潜戦においてこれだけのヘリを同時運用できるってのは強み。
艦橋からストレッチャーが出現。なんだろうと思ったら、観客に具合の悪い人が出たようです。他の観客の移動を止めて、エレベータで降ろしてました。
その時のエレベータ待ちで自衛官の方と少し話しましたが、「いずも」は見るところが少なくて申し訳ないと言われてしまいました。確かに武装がほとんどないですしねえ。まだ艦橋も公開してませんし。とは言え、やはりこのサイズの全通甲板は自衛艦として他にないものです。まして今回、これだけのヘリをずらっと並べて見せられるのは「ひゅうが」型にも出来ない。「いずも」と、来年運用が始められる「かが」のみの能力。充分自慢できるものだと思います。
エレベータの操作はこのパネルで。
その上方でまたもや怪しげな。
再度エレベータで降りて格納庫へ。
「いずも」を降りて、大桟橋から新港埠頭にてくてくと移動。途中、海保も海上保安フェスタなんてイベントをやっているんですが、いやいや初志貫徹。「ちはや」と「くろべ」を見ましょうと。どちらも以前見たことあるんですけどね。
おや、こんなところに「みょうこう」が。
再度手荷物検査を通過して、「ちはや」へ。DSRVが艦体の真ん中に鎮座しています。しかし、艦橋見学が混雑していると言うことで見学者のコースが微調整されました。先に「くろべ」に回す様にコース設定。
速射砲の訓練弾が。14kgあるそうです。
「くろべ」は訓練支援艦であり、目玉は標的機。後甲板から4機を同時に発射できる装備を持つとのこと。展示されていたのはMQM-74チャカIII。機体の下側にジェットエンジンを搭載し、発射時は2機のブースターを翼下に装備するそうです。
並んでいると、頭上を海保のヘリが。
再び「ちはや」へ移動。今度は艦橋への行列に並びます。
DSRV、結構でかいです。
見上げるとホイスト。
DSRVの格納庫から艦橋へはぐるぐると回るように、一気に上れる構造にはなっていません。これも何か理由があるのでしょうか。
DSRV、ほぼ真後ろから。
ずいずい登って、見下ろす。
なんか可愛い。
DSRVのバッテリ充電室。
充電には時間管理が大事ですよね。
艦橋の非常灯。
艦橋、割りとこじんまりしてるのかな。
ラッパの収納は頭上に。
帰路は艦内の急な階段を下りて撤収。お疲れさまでした。
おまけ。
撮ったのは翌日ですが、「くろべ」と「ちはや」の電灯艦飾の点灯。
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