最近の更新

最近の更新

2018/10/19 平成30年度 芦屋基地航空祭事前見学会フライト  写真追加。 2018/10/16 平成30年度 芦屋基地航空祭  記事掲載、動画追加。 2018/10/13 平成30年度 芦屋基地航空祭事前見学会フライト  記事掲載、動画追加。 2018/10/0...

2015年10月11日日曜日

海上自衛隊 FLEET WEEK 2015 艦艇一般公開 横須賀吉倉桟橋

一般公開の訪問二日目は、横須賀港吉倉桟橋へ。向かおうかと思ったけれど、朝からしのつく雨。天気予報を見ると昼には上がりそうなので、チェックアウトしたのは11時。途中で昼食をとって横須賀港到着は13時。

一般公開されるのは、「てるづき」、「きりしま」、「むらさめ」、「あたご」。公開はされませんが、「いかづち」、「おおなみ」、「くらま」それに豪州海軍の"Stuart"も係留されています。

桟橋に向けててくてくと歩いて行くと、陸自の装備展示もあり。みんな大好き野外炊具1合(22改)もいます。あとはおなじみ82式指揮通信車、に高機動車。


桟橋に着くと、左には「てるづき」、右に他の3艦が。

ではまず右手最手前のDDG-174「きりしま」から。イージス艦、「こんごう」型の2番艦です。この艦は見るのは初めてだったはず。でもこの武骨なオットー・メラーラの速射砲は何となくおなじみ。あれ、砲口の部分にサランラップ様のものを巻いてあるのは何だろう。他の艦にはありませんでした。うっかり理由を聞きそびれ。潮風から保護してるのかなとも思うけれど、何故この艦だけ?


前甲板のVLS、見ていると一部蓋の形状が違います。3個分、つながった大きさのものがひとつ。何だろうと思って尋ねてみますと、中にはクレーンが入っているそうで。通常は兵装の搬入には港に装備された大型のクレーンを使いますが、そう言った設備のないところでも滞りなく作業出来るように、とのことだそうです。ただし教えていただいた方も実際にこれが使われるシーンは見たことがないとか。

さてお隣のDD101「むらさめ」へ。同名の海自護衛艦としては2代目ですね。「むらさめ」型1番艦。海賊対処部隊としてソマリアに派遣されていて、8月末に帰国したばかりの艦。2月の軍港巡りの時に遠めで眺めてはいますが、間近で見るのは初めてです。

最近の護衛艦ほどではありませんが、艦橋の形状に幾らかステルス性への配慮が見られます。

そして3隻目はDDG-177「あたご」。一時期衝突事故で有名になってしまいました。困ったものです。

さておき、最近の護衛艦は対空・対艦のミサイルランチャーを定数4に対して3本しか装備していないことが多いのですが(今年見た艦は全て)、何でだろう? 「あたご」の砲雷科の方に聞いてみますと、やはり予算が、と言う理由があるようです。国防予算を多少増やす様相になりつつありますが、近代装備は金のかかるもの。人員も定数に満たない中で仕事は増やされて、苦労は多いようです。

ふるさと納税って、納める対象だけでなく用途もある程度指定できるシステムですよね。国税についても納税者がその使い道を指定するようなしくみって出来ないものでしょうか。ふるさと納税みたいにお礼の品はなくても良いから(控除はして欲しいけど)。それならうっかり大目に納税してしまったりしても文句は言わない。もちろん、国防予算以外の使われ方を望む人もいるだろうし、税金についてもうちょっと真剣に考えるようになりゃせんかいなあ、と愚考する次第。

さて「あたご」。「こんごう」型より新しいイージス艦。今年の夏に舞鶴で一度見てはいるのですね。しかしその時には見かけなかった装備(?)があちらこちらに。艦これがメジャーになっているけどこんなところにまで影響が。


SPYレーダーって、使用する時は甲板に出るなと言われているのは割と有名な話だと思います。

強力な電磁波を使うので人体に影響があるとのことですが、どの程度のものなんだろう。甲板にSPY科の方がいたので訊ねてみますると。「体の中で一番水分の多い臓器である眼球、これがかゆかったり痛かったりする程度」だそうです。SPYレーダーの電磁波は広域にかつ短時間の照射なのでそれほどの悪影響はないとのこと。そんなものかあ。むしろ、「むらさめ」型に装備されているシースパロー用射撃指揮レーダーの方が電磁波を収束して長時間照射するので危ないよ、とのことでした。

ひとつ勉強になりました。

この艦の速射砲は、オットー・メラーラ製では無くステルス形状のアメリカ開発の砲を採用しています。BAE社が開発、国内でライセンス生産。薬きょうの排出は砲身の上にあります。あんな高いとこからぽんぽん放り出したら危ないよなあ。多分、甲板に出ていたらSPYレーダーよりよっぽど人体に影響ありそう。

砲身の根元に多数ついてるワイヤー状のものは砲身の温度センサーだとか。温度によって運用条件が変わるのかな。

また、砲身の横にある弁当箱は初速の測定センサーだそうで。

システムとして複雑なものになってるんですねえ。その分精度は上っているのでしょう。展示されている模擬弾はダイキン工業製。エアコンだけじゃあありません。

「こんごう」型との違いは後甲板のヘリ格納庫を有するところにもあります。が、なんか狭いです。SH−60でも回転翼を畳まないと入らないみたいで、重整備は無理そうな気配。

「いせ」「ひゅうが」「いずも」「かが」が就航してヘリの運用をそう言った艦に集中するようになるのでしょうか。運用方針は不勉強なのでよく分かっていません。

ところで先ほどから海自旗を掲げたゴムボートが周回しています。乗員は3人、内2人はウェットスーツ着用。もしかして、と聞いてみますと、やっぱり観客の落下に備えて警戒中だそうです。万が一落ちる人がいたら即刻救助できるように。この一般公開は人の出がとんでもない事になっていそうですから、備えは大事。流石。

もう一隻の公開艦艇、DD−116「てるづき」。「あきづき」型の2番艦です。

イージスではないけれど最新の汎用護衛艦。外観ではSPYレーダーとは少し違う、やや曲面になったFCS−3Aレーダー形状とか、対潜防御用の投射型静止式ジャマー、自走式デコイ発射装置の装備が新しいところでしょうか。


デコイランチャー、物々しい形状に思えます。描かれた「てるづき」のマークが格好良いですね。


主砲は「あたご」型同様、Mk.45 mod.4ですね。角々してます。ただし「あたご」と違って砲弾の初速センサーが付いてません。取り付けの台座はありましたが。

さて「てるづき」を降りて他の艦艇も眺めてみましょうか。右からDD-107「いかづち」、DD-111「おおなみ」、DDH-144「くらま」。


桟橋を挟んでHMAS STUART。カンガルーのマーク付。

護衛艦3隻は満艦飾でかざられています。「くらま」は搭載艇を降ろして作業中。何かを運ぶのかな。

STUARTは長旅の跡が見受けられます。それなりの汚れや船体の錆び。潮風と波に晒されての航海ですからむべなるかな。後甲板にいた水兵さん、手を振ったら振り返してくれました。




「くらま」、電灯艦飾の準備を始めたようです。まだ日は明るいですが、灯を点灯しています。見ていたいのも確かですが、明日が早いので無理はすまい。

観閲式予行に備えて宿のある横浜に戻るといたします。

0 件のコメント:

コメントを投稿