米海兵隊と基地を共有する海上自衛隊岩国航空基地。5月の海兵隊フレンドシップデイとは別に、海上自衛隊としての基地祭が毎年この時期に開催されます。以前は基地内の駐車場を設定していましたが、米軍基地工事のためかここ何年かはシャトルバス運行のみ。昨年はそれでも基地外に駐車場を設けていましたが、今年はそれもなし。岩国駅からのバスと歩行者用に業者門からのバスで来場者を捌きます。
シャトルバス運行開始が7時からと言うことで、7時前に岩国駅に着くJRで移動。しかしその時点で既に長蛇の列。乗車するのに40分かかりました。バスが台数ある割に回転が悪いと思ってたら、乗車券販売が乗車直前の1ヶ所のみ。これでは時間がかかるのも当然。係員が列を回って事前に販売すればもう少し効率的なのに。基地内に入ってバスに乗ったままで身分証明書と手荷物のチェック。しかし基地内も工事のせいで入り組んでいて、運転手さんも迷いそうです。聞くところでは既に迷ったバスもあったとか。しかし一部区間のみ右側通行とかなにそれ。
会場入りしてゲートを通過したのは8時過ぎ。改めて身分証提示と手荷物検査。体験搭乗の抽選はその直後にありましたが、敢え無く外れ。まあやむなし。
人の少ない時間帯に地上展示機を。築城からの天狗印のイーグルとか、厚木からのP-1とか、しらせ搭載のCH-101とか、輸送・掃海任務のMCH-101とか、US-1Aとか、米海兵隊からはF/A-18とスーパーハークが。陸自まで軽装甲機動車と高機動車を展示していました。
P-1のパイロットの人にお話を伺うと、やはりP-3より使い勝手は良くなっているようです。高度も取れる、航続距離も伸びてる、等々。そう言えば飛んでるのはまだ4月の小月でしか見たことがないと言うと、その時飛ばしてた方だったそうで。この機体では小月には降りられないのでなかなか行く機会がなかったから嬉しかったとか。
US-1Aのパイロットの方は左肩にテストパイロットのパッチを付けていました。海上自衛隊にもテストパイロット、そうか確かに必要ですよね。US−2との違いとか聞かせていただきました。しかしこの機体、残り僅か2機の片方だとか。岩国には今この1機しかおらず、後2年半で退役であると。見られるのも今の内なのですね。より高性能な後継機に代替される訳ですが、寂しく感じるのも事実。