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2014/05/11

Mach Loop 備忘録

2013年、2014年と、2年通って主要な撮影ポイントはほぼ足を運んでみたので、現時点での備忘録を兼ねて各ポイントの行き方とかまとめてみようかなと。
(2015年6月14日追記)
(2016年8月24日追記)
(2017年5月13日追記)

撮影ポイント

北東から反時計回りに。位置関係をgoogle mapにまとめてみました(新しいウィンドウで開きます)。
各ポイントについてはaircanon(リンクが切れました)やMJAviationに、地図含めて詳細がありますのでそちらも参照ください。

Bluebell

訪問日: 2014年5月1日
谷の南斜面で晴れれば終日順光。
右(東)から進入してくる。
駐車スペースから、ポイントに向かって左(東)の緩斜面を巻いて登るルートと、向かって正面やや右の急斜面を一気に上る二つのルートあり。
全般に牧草地で滑りやすい。
前者を使ったけれど、緩斜面と言いつつかなり辛い。登りに1時間半、降りに1時間を要した。
フライトはなかったので撮影は出来ず。

(2016年8月24日追記)
訪問日: 2016年8月17日
急斜面ルートを登った方のブログを参照して、再挑戦。休み休みで40分ほどで登れました。確かに急斜面ですが、Spurでもきついところはこれくらいの斜度も一部あります。もちろん、それが延々斜面の後半続く訳ですが。森を背景に順光の見下ろしが撮れます。同じルートを下るのに25分ほど。

Spur

訪問日: 2014年5月2日
谷の北斜面。曇りの時に適すると思われる。晴れると逆光。
左(東)から進入してくる。
駐車スペースから、ポイントの高さまで斜めに斜面を上ってトラバースするか、低いところを移動して最後にまっすぐ登るか二つのルートを選択可。
斜度はきついが高低差がそれほどないので比較的容易にアプローチできる。
全般に牧草地。複数個所、流れのある沢を越える。
登りに25分、降りに20分。
フライトはなくて撮影できず。
(2015年6月13日追記)
訪問日: 2015年4月29日
BWLCHから臨む。

左下に駐車スペースが見えます。あまり広くはないので、停めるときはなるべく端に寄せて。右上の辺りが撮影ポイントです。試して見ましたが、斜面を斜めに横切る方が行程としては多少楽なようです。上の写真で細く見える線、めえめえさんの通り道になっているようで、幾らか歩きやすいのでそこを選べば足の負担は減らせます。

見晴らしはこんな感じです。

光線状態は確かに逆光。しかしエアショーとは違って機体はほぼレベル、もしくは見下ろす事になるので、Cad Westの午前中よりむしろ撮りやすいです。あまり人がいないので、進入してくる機体を見張るのに気が抜けないのが敢えて言えば難点。

(2016年8月24日追記)
訪問日: 2016年8月15日
夏場は斜面の状況が一変していました。おそらくシダの類いの草が茂っています。斜面の下の方はある程度刈ってありますが、シダの中を進むのはもはや薮漕ぎ。急斜面では上方の見通しがなくなってしまい、気力が失せます。

可能であれば事前にBWLCHから全体を眺めて、シダの茂みが薄いルートを考えておいた方が良いです。

BWLCH 

(発音は「ぶるく」あるいは「ぶるふ」、ドイツ語のchに近い発音に聞こえた。)
訪問日: 2013年4月29日
谷の南斜面で晴れれば終日順光。幾つか高さの異なる撮影場所がある。
右(東)からの進入。
駐車スペースから右、左どちらからでもアプローチ可能、いずれも急斜面。
下は湿地(巨大ナメクジ多数生息)、上がると牧草地と岩場で足下悪し。
なにしろ傾斜がきつくて心肺に負担大。
登り下り共に30分かかった。
レベルからやや見下ろしの写真、或いは谷を抜けて左へ捻るシーンが撮れる。


駐車スペースがすぐいっぱいになるが、農家の方が出入りするのでゲートの前をふさがないこと。

BWLCH EXIT

(2015年6月13日追記)
訪問日: 2015年4月27日
3年ほど前に調べたときは見当たらなかったポイント(探し方が悪かったのかもしれません)。
BWLCHから上がって更に西へ、谷の出口付近まで歩きます。BWLCHを抜けてCADへ向かう機体の背中ばっくりを狙えるポイント。しかし、今年のGWの訪問ではどちらかと言えば不発。ほとんどのフライトがBWLCHを抜けると右(北)へひねって離脱。南へ回り込みことが少なくて残念な限り。ループのパターンが変わったのか、このときたまたまこの飛び方が多かったのは不明。

Cad West

訪問日: 2014年4月29日
谷の西斜面で撮影場所の選択肢は広いが午前中は逆光。
左(北)からの進入。
駐車スペースのすぐ後ろから右方向へ進み、フェンスに突き当たったところから左に折れて斜面を登る。
道がはっきりしているので上りやすい。
フラットになった高台からでも、そこから更に上ったところからでも好きなところを選べる。
登りに30分、降りに25分程度。
右に捻って進入する機体の背中、コクピットの中まで撮影出来る。


駐車スペースも広く、撮影ポイントまでのアプローチも容易。

Cad East

谷の東斜面、かなり高度があり、見通しもいいので進入する機体を見つけやすい。
右(北)からの進入。
Cad Westと共通の駐車スペースから道路を渡って左へ。緩斜面を巻いてのアプローチが確実。
撮影ポイントすぐ裏にも駐車スペースがあるが、進入路が狭くてすれ違い不可。対向車があったらどちらかがすれ違いスペースまで延々と後退する必要がある。ゲートは開けたら通ってから閉めること。
足下は牧草地、一部湿地、崩れやすい瓦礫。
前者で登りに40分、降りに35分。
後者は駐車スペースから10分かからない。
牧草地を背景に進入する機体の正面、谷を通過する機体を上から撮影可。

メインの撮影ポイントから少し南に移動したSnake Pit と呼ばれるポイントは角度を変えて撮影できる。


(2018年6月30日追記)
ゲートを閉めわすれると言うトラブルが複数回発生したため、地主さんがゲートをロックしたと聞いています。注意してください。

Corris Corner

訪問日: 2013年5月1日
谷の南西斜面。
右(北)からの進入。
駐車スペースから道路沿いに西へ戻って、農道をつづら折れに登る。最後は牧草地を横切って斜面のエッジに。
足下は未舗装路と牧草地。
登りに40分、降りに30分程度。
左へ旋回する機体の背中を撮影できる。タイミングと高度が合えば、湖を背景に出来る。

斜面ばかりで撮影の足場に出来るポイントは少ない。

全体で約8kmのループであるが、北側だけを通過することもあるので撮影機会は最初の三ヶ所が多い。

装備

山歩きの出来る格好で。
滑りやすいところもあり急な斜面を歩くので、それなりの靴を。町歩き用のスニーカーはやめたほうが無難。日本のGWの時期でも気温が10度を切ることがあり、それで風に吹かれる雨に降られると相当シビアな状況に陥る。真冬用の防寒着、防水性能の高い雨具を用意すべし。小一時間雨にうたれて体が濡れるようなカッパやポンチョでは役に立たない。汗をかくので下着類も速乾性素材の着用がお勧め。水と食料も用意のこと。脱水で動けなくなると危険。ゴミは必ず持ち帰る。環境を汚さないよう携帯トイレ持参も望ましい。

一年目、三日間寒風にさらされたせいか唇がぼろぼろにひび割れて血がにじむ状態になってしまいました。ウイスキー飲んだらしみる事しみる事。二年目は安いものですがリップクリーム持参。体質にもよるでしょうが、それなりの対策をした方が良いかもしれません。

(2016年8月24日追記)
晴れると紫外線は強いので帽子も必要ですが、風が強いのであごひもの付いたものが望ましいです。

どうやら、ダニもいるようです。気候を考えると長袖長ズボンは必須ですが、虫よけも用意した方が良いかもしれません。

移動手段

現地に行き着くまでに車が必須なので、事前に国外免許の取得とレンタカーの手配を忘れずに。英国は右ハンドルで日本と同じだけれど、交通ルール、マナー、環境は相当異なるので事前に調べておくと戸惑わずに済みます。ウィンカーレバーが左にあるとかATのレンタカーがほとんどないとかロータリーの通過の仕方とか。

レンタカー会社でポータブルナビゲーションの貸し出しもあるけれど、スマートフォンユーザーならナビアプリをインストールする方が便利かも。タブレットなら画面も大きくてより使い勝手も良い。ただし行き先は事前に登録することをお勧め。私はiPad Miniでnavmiiを愛用。英国と米国は無料で使えて、地図もダウンロードして使えるので電波の入らないところでも大丈夫。

ハーツやエイビスなど大手のレンタカー会社なら日本語のサイトで予約可。イギリスのレンタカーは普通に予約すると結構高いです。まとめて検索して安いところを選べるサイトもありますが、どのレンタカー会社に当たるか分からなかったりします(2016年8月時点では改善されていました)。大抵のレンタカー会社は空港近くのまとまったエリアにありますが、一部例外もあり。今年借りたeasy rent はレンタカーエリアとは離れたホテルの中にありました。

ヒースローからだと200マイルほどの距離があり、現地まで4時間半ほどかかります。慣れない内は夜間の運転を避けた方がいいでしょう。ヒースロー着が午後以降なら空港近くに泊まるか、時間と距離を考えて途中の街にホテルを予約するか。昨年はガトウィックに泊まり、翌日ゴスポートで潜水艦博物館に立ち寄ってからバーマスまで移動。今年はヒースローに泊まって、翌日午前中に移動して午後からだけでもCad Eastに上がりました。

今年現地でお会いした方は、日本からKLM利用でバーミンガム空港に入ったそうです。そこからですと走行距離はもうちょっと短くてすみますね。

ホテル

近傍に幾つかホテルあり。ただし近場は環境が不便なことあり。買い物、食事、ネット接続等事前に調べるべき。ドルゲラウや少し離れるけれどバーマスにもホテルがあるのでそう言った地点も検索のこと。

通信

(2016/08/25追記)
Cad EastとWestではそれなりに携帯は通じます。日本からレンタルしたモバイルルータも使えました。Sim Free機があるならヒースロー空港などでsimを購入すれば安価に通信可能かと。

北側のBWLCH、Spur、Bluebellは圏外でした。

(2016/09/02追記)
英国の各キャリアのcoverageを検索出来るページで調べたところ、EEはCadと北側の両方のエリアを3Gでカバーしているようです。O2はCadにかかるかどうかぎりぎり。Threeだと一部2Gか。Vodafoneはかすりもせず。

(2017/05/13追記)
BWLCH、CAD EASTではThree、EE共にアンテナ3本立ちました。Spurではいずれも圏外。モバイルルータのレンタル品ですとどのキャリアなのか事前に分からない事もあるので、悩ましいところです。Sim Freeのルータやスマホがあれば、事前にプリペイドのsimを購入して持参するのも手です。今年はAmazonで買っておいたThreeのsimをiPadに入れて持参、テザリングで活用しました。

その他

登る経路も撮影ポイントも整備された安全な環境ではないので、岩場で転ぶ、斜面の滑落、雨に濡れたら低体温症など想定されるリスクは少なくない。自己責任での行動を自覚すること。事故を起こしたら当人も大変だけれど周囲にかける迷惑も相当なものになります。

運が良いと一日に10回以上ループしてくれるけれど、飛ばないときは丸一日待ちぼうけ。外れの日でも落ち込まないこと。それなりの費用をかけて行くからボウズは嫌だと思う人は行かない方が良い。その分、当たったときは成果は大きいのだから。

それでも「運が良ければ」世界中でここでしか撮れないショットが得られる場所です。40代後半のおっさんでも何とかなりました。行きたいと思う人は是非どうぞ。

4 件のコメント:

  1. こんばんわ。
    自己責任での行動、確かにそうですね。私も初日のBwlchで足を軽くくじいてしまいました。リスクは常に生じます。
    もちろんゴミなどのマナーも気を付けないといけません。現地のモラルの高さには、さすがイギリス、マナーの国と実感しました。

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    1. コメントありがとうございます。
      私も実のところ、Bluebellで左ふくらはぎの筋肉を痛めて、翌日のSpurがつらい事。
      独りの上り下りで足をどうにかするとホントにえらいことになりますから、注意が必要ですね。

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  2. 定年退職後、いつかは行くぞ!と決めていました。昨年夏から計画し、ついでに同時期に開催されるエアタトゥー、とダックスフォードで行われるレジェンドも含めホテルの手配、レンタカー、鉄道チケット等、全て行っていました。ところが!コロナで全部吹っ飛んでしまいました(大泣)本来であれば本日帰国予定でしたW 必ずリベンジ!と考えています。貴殿のブログ何回も読みながらモチベーションの更なる高揚を図りたいと考えています。またお邪魔するかもしれません、そのときはよろしくお願いいたします。

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